“謀叛気”の読み方と例文
旧字:謀叛氣
読み方割合
むほんぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな謀叛気むほんぎは、神尾も相当に持っていないではないから、二人は顔を見合わせると、あれかこれかと語り合ってみるが、落着くところは資本もとで
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
上野行、浅草行、五六台も遣過やりすごして、硝子戸越がらすどごしに西洋小間こまものをのぞく人を透かしたり、横町へ曲るものを見送ったり、しきりに謀叛気むほんぎを起していた。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして時たま謀叛気むほんぎを出しながら夫は、やはりこの妻を信じ、決して離れようなどとは夢にも思っていません。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)