“謀叛人”の読み方と例文
読み方割合
むほんにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お紋は、謀叛人むほんにんの娘と言ふ自分の素姓は言ひませんでしたが、高木銀次郎の怪しい事は、重三へも平次と同じやうに話して居たのです。
これ謀叛人むほんにんによくある相であります。ですから、いま小功を挙げて、これを味方にするも、後々、かならず叛くに違いありません。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ですから、石田三成に謀叛人むほんにんの名を着せようとも、小栗上野をその名で呼ぶには躊躇ちゅうちょしないわけにはゆかないはずです。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)