“むほんぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
謀叛気79.2%
謀反気8.3%
謀叛氣8.3%
反逆気4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上野行、浅草行、五六台も遣過やりすごして、硝子戸越がらすどごしに西洋小間こまものをのぞく人を透かしたり、横町へ曲るものを見送ったり、しきりに謀叛気むほんぎを起していた。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その暁に、おまはんに、謀反気むほんぎを起してずらかられでもしたら、法印も、これから世の中へ面出つらだしが出来なくなる
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
狸穴まみあなへ菊でも見に行かうか、それとも、はぎ寺にしようかと、ムラムラと謀叛氣むほんぎが起きてゐるところへ
それに較べると、お前は何という向う見ずな反逆気むほんぎだろう。あの太陽に向って喧嘩をしかけるとは。それにしてはお前の身体はあまりにひ弱すぎる。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)