“面出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かおだ40.0%
かほだ20.0%
かほだし20.0%
つらだ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああして恩になったり、世話になったりしたところへ、江戸へ来てみれば面出かおだしをしねえというのは義理が悪い。
「私の様なものはても世間へ面出かほだしが出来なからうと思ひましてネ、いつそ御迷惑さまでも、おうちで使つて戴いて、大和さんや、老母おばさんに何か教へて戴きたいと考へますの——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
一同御呼出になり御尋おたづねありし時は一向に其場へ面出かほだしもせず夫ゆゑ今にをつとあかりも立ず不實と云ふもあまりあり御前の在家ありかさへ知れなば文右衞門の身分は直樣すぐさまあかりが立御免のあるに相違さうゐなしうらめしきは市之丞殿と女心をんなごころの一※にせま口惜紛くやしまぎれに市之丞へ喰付呉んとするゆゑにお梅はあきれて茫然たりしがマア/\御新造樣其所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その暁に、おまはんに、謀反気むほんぎを起してずらかられでもしたら、法印も、これから世の中へ面出つらだしが出来なくなる
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)