“空泣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらなき60.0%
からな20.0%
そらな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母親を欺す空泣そらなきの気の替り目手軽てがるにて「聞いた/\」の出にて二重より飛び下るる所は、舞台もゆるぐばかりの勢にて気味よし。
イエスはこの騒々しい空泣からなきの者どもを激しいけんまくで外に追い出し——(ここに「彼らをみな外に出し」とあるのは、宮きよめの時商人どもを「逐い出し」(一一の一五)とあるのと同じ語で
と、わっと泣き伏さんばかり空泣そらなきに身をふるわせて見せた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)