“謀反”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むほん97.7%
むほ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一六九七年豕一疋神の肉を食いたいと謀反むほんを起し、蛇に咬まれた後あだうちがてら蛇を食いおわるを、側に在合いあわせた黒人が制し得なんだ。
「そんな手間暇てまひまは無駄事ときまッてらあ、訴えの筋が通ったり、ちゃんと、おきてが立つようなお上なら、天下に謀反むほんのおきる道理はねえ!」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれども私は小諸の質素も一種の形式主義に落ちているのを認める。私は、他所よそで着て来たやわらか物を脱いでそれを綿服に着更きがえながら小諸に入る若い謀反むほ人のあることを知っている。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)