“至難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しなん83.3%
むずかし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平和な海面なら、綱を持って対岸たいがんまで泳ぎつくことは、至難しなんでない、だがあらしのあとの海は、まだ獰悪どうあくである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
今やめられて新たに雇い入れることは先ず至難しなんであるので、彦太郎は狼狽ろうばいした面持で、そんなことなら相談してくれたらよいじゃないか、長年いっしょに仕事をして来て
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
まりを投げて獅子の玉取たまとりなどを演ずるのは、よほど至難むずかしい芸だとか聞いていた。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)