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至當
「
御拂になるなら」と
少し
考へて、「六
圓に
頂いて
置きませう」と
否々さうに
價を
付けた。
御米には
道具屋の
付けた
相場が
至當の
樣に
思はれた。
慇懃で、なかが
可い。これから
秋冷相催すと、
次第に、
燒芋の
買ひツこ、
煙草の
割前で
睨み
合つて
喧嘩をするのだが、——
此の
一篇には
預る
方が
至當らしい。
然しながらこの
結果に
於ては
器械で
觀測せられたものと、
自分の
體驗したものとは
著しき
相違のあることが
一般であつて、それが
寧ろ
至當である
場合が
多い。