“秋冷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しうれい50.0%
あきひやゝ25.0%
しゅうれい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慇懃いんぎんで、なかがい。これから秋冷しうれい相催あひもよほすと、次第しだいに、燒芋やきいもひツこ、煙草たばこ割前わりまへにらつて喧嘩けんくわをするのだが、——一篇いつぺんにはあづかはう至當したうらしい。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
正午頃まひるごろだいホテル、秋冷あきひやゝかにしんとしたなかへ、騷々さう/″\しさ。病人びやうにん主人しゆじん、フトまどからしたのぞくと、きふまゆひそめて
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
秋冷しゅうれいが身に気持よく感じられる頃で、私はレインコートをつけ、それから蝙蝠傘こうもりがさを携帯していた。銚子でもすぐ私は宿屋に上った。番頭が私の職業を訊いたとき、教員だと私は云った。
遁走 (新字新仮名) / 小山清(著)