“秋霜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうそう76.5%
あきしも5.9%
しうさう5.9%
アキノシモ5.9%
シュウソウ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
剣という秋霜(しゅうそう)の気が、その人の全部かのように荊々(とげとげ)しく思われて来たが、彼の仮名文字(かなもじ)をようく見つめているとわかる。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秋霜(あきしも)の下(お)りた山国のあさは、都(みやこ)の冬よりはまだ寒(さむ)い。白い息(いき)が人の鼻(はな)さきに凍(こお)りそうだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
當(まさ)に秋霜(しうさう)となるとも檻羊(かんやう)となる勿れと此言や男子(だんし)たる者の本意(ほんい)と思ふは却(かへつ)て其方向を誤(あやま)るの基(もと)にして性(せい)は善なる孩兒(がいじ)も生立に隨(したが)ひ其質を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
抜(ヌク)からに、身をさむくする秋霜(アキノシモ)。こゝろにしみて、うれしかりけり
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
にも関わらず、いかに彼が努めて——春風人ニ接シ、秋霜(シュウソウ)己レヲ持ス——の態を心がけても、その大きな黒瞳をもった瞼(まぶた)は、涙というものに濡れた例しを知らないかのように見える。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)