秋霜シュウソウ)” の例文
にも関わらず、いかに彼が努めて——春風人ニ接シ、秋霜シュウソウ己レヲ持ス——の態を心がけても、その大きな黒瞳をもったまぶたは、涙というものに濡れた例しを知らないかのように見える。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)