“仮名文字”の読み方と例文
旧字:假名文字
読み方割合
かなもじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地下街の司令部では、印刷電信機が、リズミカルな響をあげて、各所の要地から集ってくる牒報ちょうほうを、仮名文字かなもじに打ち直していた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
剣という秋霜しゅうそうの気が、その人の全部かのように荊々とげとげしく思われて来たが、彼の仮名文字かなもじをようく見つめているとわかる。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わたしどもは物珍らしさにその仮名文字かなもじを一字々々声に出して読みあげました。
騎士屋 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)