“假名文字”の読み方と例文
新字:仮名文字
読み方割合
かなもじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いえ、私の讀めるのは假名文字かなもじだけで、そんな六つかしい字はとても讀めません。兎も角、一年ほど前に爺さんが、用意のためだと言つてそれを
「笑はなきや言ひますがね、天地紅てんちべに半切はんきれに、綺麗な假名文字かなもじで、——一とふでしめし上げまゐらせさふらふ——と來ましたね、これならあつしだつて讀めますよ」
紅皿の一つは使ひかけですが、筆のが太くやはらかくて、とても、美しい假名文字かなもじなどを書ける品ではありません。