“かなもじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮名文字55.6%
假名文字44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしどもは物珍らしさにその仮名文字かなもじを一字々々声に出して読みあげました。
騎士屋 (新字旧仮名) / 土田耕平(著)
それは昨夜と同じように、表の戸はすっかり締めきってあるのに、掛行燈だけが、かんかんと明るく、昨夕「若葉屋」と書いてあったところに、今宵は「こなや」と仮名文字かなもじで記されてありました。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
紅皿の一つは使ひかけですが、筆のが太くやはらかくて、とても、美しい假名文字かなもじなどを書ける品ではありません。
「見らるゝ通り、表の小菊の中ほどに、紅筆べにふでで書いた、得體の知れない假名文字かなもじが二十五ある」