“秋海棠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうかいどう92.0%
しうかいだう8.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おばあさんの片折戸のせまい空地も弟切おとぎそうこけのように生えて、水引草、秋海棠しゅうかいどう、おしろいの花もこぼれて咲いていた。
低い硝子戸越ガラスどごしには、これも自分の子供時代から忘れ得ない秋海棠しゅうかいどうが、変らぬ年ごとの色をさみしく見せていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あの古い御堂を囲繞とりま鉄柵てっさくの中には、秋海棠しゅうかいどうに似た草花が何かのしるしのようにいじらしく咲き乱れていたことを思出した。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
むこうの左隅には小さな机があって、その上に秋海棠しゅうかいどうのような微紅うすあかい草花の咲いたはちを乗せてあるのが見えた。
青い紐 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
黄蜀葵おうしょっき女郎花おみなえし男郎花おとこえし秋海棠しゅうかいどう、水引、雞頭けいとう、葉雞頭、白粉おしろい鳳仙花ほうせんか
薬前薬後 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
日當ひあたりのわるうへに、とひから雨滴あまだればかりちるので、なつになると秋海棠しうかいだう一杯いつぱいえる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
虎耳草ゆきのした秋海棠しうかいだう齒朶しだなど、
樹木とその葉:11 夏の寂寥 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
この秋海棠しうかいだう杉垣すぎがきのまだかれないまへから、何年なんねんとなく地下ちかはびこつてゐたもので、古家ふるやこぼたれたいまでも、時節じせつるとむかしとほくものとわかつたとき御米およねは、
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)