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しうかいだう
ふりがな文庫
“しうかいだう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
秋海棠
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋海棠
(逆引き)
日當
(
ひあた
)
りの
惡
(
わる
)
い
上
(
うへ
)
に、
樋
(
とひ
)
から
雨滴
(
あまだれ
)
ばかり
落
(
お
)
ちるので、
夏
(
なつ
)
になると
秋海棠
(
しうかいだう
)
が
一杯
(
いつぱい
)
生
(
は
)
える。
其
(
その
)
盛
(
さか
)
りな
頃
(
ころ
)
は
青
(
あを
)
い
葉
(
は
)
が
重
(
かさ
)
なり
合
(
あ
)
つて、
殆
(
ほと
)
んど
通
(
とほ
)
り
路
(
みち
)
がなくなる
位
(
くらゐ
)
茂
(
しげ
)
つて
來
(
く
)
る。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
まして
屋後
(
おくご
)
の花園には山ならでは見るを得られぬ珍しき草花咲き亂れて、苦吟の
後
(
のち
)
は、必ずその花園を逍遙するを常と
爲
(
な
)
したりと、友は
秋海棠
(
しうかいだう
)
の花の咲き
後
(
おく
)
れたるを
摘
(
つ
)
みつゝわれに語りぬ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
虎耳草
(
ゆきのした
)
、
秋海棠
(
しうかいだう
)
、
齒朶
(
しだ
)
など
樹木とその葉:11 夏の寂寥
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
此
(
この
)
秋海棠
(
しうかいだう
)
は
杉垣
(
すぎがき
)
のまだ
引
(
ひ
)
き
拔
(
ぬ
)
かれない
前
(
まへ
)
から、
何年
(
なんねん
)
となく
地下
(
ちか
)
に
蔓
(
はびこ
)
つてゐたもので、
古家
(
ふるや
)
の
取
(
と
)
り
毀
(
こぼ
)
たれた
今
(
いま
)
でも、
時節
(
じせつ
)
が
來
(
く
)
ると
昔
(
むかし
)
の
通
(
とほ
)
り
芽
(
め
)
を
吹
(
ふ
)
くものと
解
(
わか
)
つた
時
(
とき
)
、
御米
(
およね
)
は
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
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