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『樹木とその葉』
ふりがな文庫
『
樹木とその葉
(
じゅもくとそのは
)
:
11 夏の寂寥
(
11 なつのせきりょう
)
』
わが家の、 北に面した庭に、 南天、柘榴、檜葉、松、楓の木が 小さな木立をなしてゐる。 南天の蔭には、 洗面所の水が流るゝため、 虎耳草、秋海棠、齒朶など、 水氣を好む植物が 一かたまりに茂つて、 あたりは一面の苔となつてゐる。 その中の柘 …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
終
(
つひ
)
楓
(
かへで
)
呼吸
(
いき
)
夥
(
おびただ
)
擴
(
ひろ
)
枝垂
(
しだ
)
柘榴
(
ざくろ
)
檜葉
(
ひば
)
空花
(
あだばな
)
蘂
(
しべ
)
離室
(
はなれ
)
飽
(
あ
)
齒朶
(
しだ
)
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