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『樹木とその葉』
ふりがな文庫
『
樹木とその葉
(
じゅもくとそのは
)
:
29 東京の郊外を想ふ
(
29 とうきょうのこうがいをおもう
)
』
日向の山奧から出て來て先づ私の下宿したのは麹町の三番町であつた。其處の下宿屋から早稻田の學校まで、誰かに最初教へて貰つた一すぢ道を眞直ぐに往復するほか、一寸した𢌞り道をもようせずに通つてゐたのが二三ヶ月以上も續いた。散歩をすると云へば靖國神 …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
日向
(
ひうが
)
朴
(
ほほ
)
堆
(
うづたか
)
杜鵑
(
ほととぎす
)
櫟
(
くぬぎ
)
櫟林
(
くぬぎばやし
)
鄙
(
ひな
)
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