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櫟林
ふりがな文庫
“櫟林”の読み方と例文
読み方
割合
くぬぎばやし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くぬぎばやし
(逆引き)
そこは三十軒ほどの部落の端にある、北側に
櫟林
(
くぬぎばやし
)
をめぐらせた、南向きの、枯れて明るい桑畑を前にした陽当りのよい構えだった。
日本婦道記:小指
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
其
(
そ
)
の
菜種油
(
なたねあぶら
)
のやうに
櫟林
(
くぬぎばやし
)
と
相
(
あひ
)
接
(
せつ
)
しつゝ
村落
(
むら
)
の
西端
(
せいたん
)
に
僻在
(
へきざい
)
して
親子
(
おやこ
)
三
人
(
にん
)
が
只
(
たゞ
)
凝結
(
ぎようけつ
)
したやうな
状態
(
じやうたい
)
を
保
(
たも
)
つて
落付
(
おちつい
)
て
居
(
ゐ
)
るのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
全山こと/″\く小松原であるこの山も麓の方には稀に
櫟林
(
くぬぎばやし
)
や萱の原がある。紅梅を見越しての麓の原はちやうどその櫟の林となつてゐた。
樹木とその葉:27 春の二三日
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
櫟林(くぬぎばやし)の例文をもっと
(16作品)
見る
櫟
漢検1級
部首:⽊
19画
林
常用漢字
小1
部首:⽊
8画
“櫟”で始まる語句
櫟
櫟井
櫟津
櫟谷
櫟丘
櫟斎
櫟木
櫟社
櫟窓
櫟翁
“櫟林”のふりがなが多い著者
八木重吉
下村湖人
徳冨蘆花
若山牧水
長塚節
梶井基次郎
山本周五郎
田中貢太郎
岡本かの子
田山花袋