“西端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいたん50.0%
にしはず25.0%
にしはずれ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじ菜種油なたねあぶらのやうに櫟林くぬぎばやしあひせつしつゝ村落むら西端せいたん僻在へきざいして親子おやこにんたゞ凝結ぎようけつしたやうな状態じやうたいたもつて落付おちついるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ほどなく、城下の西端にしはずれまで行ってしまう。すると、広い闇に、どうどうと、瀬にしぶく水音が聞かれ、暑さもいちどにたもとを払って、橋の長さ二百八間という、その橋桁はしげたの第一柱に
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
町の西端にしはずれに寺ありてゆうべゆうべの鐘はここより響けど、鐘く男は六十むそじを幾つか越えしおきななれば力足らずえだえのは町の一端はしより一端はしへと、おぼつかなく漂うのみ
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)