“せいたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
西端40.0%
晴潭20.0%
正旦20.0%
聖嘆20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
制動機を動かすと、この鉄橋は、あたかも川の中ではしを横に流すように、広い第九工場の東端とうたんから西端せいたんまで、ゴーッと音をたてて横に動くのだった。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かつまたこの題詩において枕山はその亡友舟橋晴潭せいたんのことを言っているので、わたくしはこれを左に摘録した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
錦切きんぎれの衣裳をつけた正旦せいたんの鼠や、黒い仮面めんをかぶったじょうの鼠が、続々、鬼門道から這い出して来るようになると、そうして、それが、飛んだり跳ねたりしながら
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
馬琴が聖嘆せいたんの七十回本『水滸伝』を難じて、『水滸』の豪傑がもし方臘ほうろうを伐って宋朝に功を立てる後談がなかったら、『水滸伝』はただの山賊物語となってしまうと論じた筆法をそのまま適用すると
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)