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『樹木とその葉』
ふりがな文庫
『
樹木とその葉
(
じゅもくとそのは
)
:
25 或る日の昼餐
(
25 あるひのちゅうさん
)
』
或る日の午前十一時頃、書き惱んでゐる急ぎの原稿とその催促の電報と小さな時計とを机の上に並べながら、私は甚だ重苦しい心持になつてゐた。 机に兩肱をついて窓のそとを見てゐると頻りに櫻が散つてゐる。小さな窓から見える間に一ひらか二ひらか、若しくは …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
終
(
つひ
)
撥
(
はじ
)
恰好
(
かつかう
)
兩人
(
ふたり
)
勿體
(
もつたい
)
孕
(
はら
)
愛鷹
(
あしたか
)
拵
(
こしら
)
濟
(
す
)
若
(
も
)
褪
(
あ
)
足柄
(
あしがら
)
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