“秋波”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながしめ48.0%
しゅうは28.0%
しうは12.0%
いろめ8.0%
しほ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、月の秋波があの絶壁の上の音楽堂に注がれた時、どんなにあの白い建築が、方解石のように美しく、形よく見えることだろう。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
最初はそれも控え目であったが、だん/\露骨になり、しまいには夫である自分の見ている前で、伸び上って秋波を送ったりした。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
かれらはまた、日輪に或ひは或ひはより秋波をおくる星の名を、わがかく歌の始めにうたふかの女神より取れり 一〇—一二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
『オイ、家の別嬪さんは今日誰々に秋波を使つた?』
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
居たるを忘れし人の可疎き声に見返れば、はや背後に坐れる満枝の、常は人を見るに必ずを帯びざる無き目の秋波き、顔色などはれて、などかくは浅ましきと、心陰に怪む貫一。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)