“したう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舌打66.7%
至當22.2%
下請5.6%
舌敲5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「中根(なかね)だな、相變(あひかは)らず爲樣(しやう)のない奴(やつ)だ‥‥」と、私(わたし)は銃身(じうしん)で突(つ)き上(あ)げられた左(ひだり)の頬(ほほ)を抑(おさ)へながら、忌々(いまいま)しさに舌打(したう)ちした。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
慇懃(いんぎん)で、なかが可(い)い。これから秋冷(しうれい)相催(あひもよほ)すと、次第(しだい)に、燒芋(やきいも)の買(か)ひツこ、煙草(たばこ)の割前(わりまへ)で睨(にら)み合(あ)つて喧嘩(けんくわ)をするのだが、——此(こ)の一篇(いつぺん)には預(あづか)る方(はう)が至當(したう)らしい。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「てまえどもでも、その天野(あまの)酒を頒(わ)けていただき、いってみれば、まあ、その下請(したう)けの販(ひさ)ぎ屋(や)でございますが」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
機関手は舌敲(したう)ちをしてレギレーターを入れた。列車は轟然(ごうぜん)と突き進んだ。と、また場内信号が赤かった。吉川機関手は周章(あわて)てレギレーターを戻しブレーキを入れた。そしてもう一度汽笛の紐を引いた。
汽笛 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)