“したうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舌打70.4%
舌鼓25.9%
舌撃3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はらたずか言譯いひわけしながら後刻のち後刻のちにと行過ゆきすぎるあとを、一寸ちよつと舌打したうちしながら見送みおくつてのちにもいもんだもないくせ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
れったいな。」新吉は優しい舌鼓したうちをして、火箸を引ったくるように取ると、自分でフウフウ言いながら、火を起し始めた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そして更に机や手文庫を逐一調べて腑に落ちないか、チェッと舌撃したうちをしたが、突如いきなりしゃがむと机の下から座蒲団と共に、皺になった新しい手巾ハンカチーフを引摺出した
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)