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したつゞみ
ふりがな文庫
“したつゞみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
舌鼓
72.7%
舌皷
27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舌鼓
(逆引き)
先刻
(
さつき
)
の
肉汁
(
スウプ
)
は
匙
(
さじ
)
もつけないで残つてゐたので、代りに次の皿をおいて、前のはその儘下げて来た。そして料理部屋で
舌鼓
(
したつゞみ
)
を打ちながらこつそりそれを食べた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
中硝子
(
なかがらす
)
の
障子
(
しやうじ
)
ごしに
中庭
(
なかには
)
の
松
(
まつ
)
の
姿
(
すがた
)
をかしと
見
(
み
)
し
絹布
(
けんぷ
)
の
四布蒲團
(
よのぶとん
)
すつぽりと
炬燵
(
こたつ
)
の
内
(
うち
)
あたゝかに、
美人
(
びじん
)
の
酌
(
しやく
)
の
舌鼓
(
したつゞみ
)
うつゝなく、
門
(
かど
)
を
走
(
はし
)
る
樽
(
たる
)
ひろひあれは
何處
(
いづこ
)
の
小僧
(
こそう
)
どん
雪中
(
せつちゆう
)
の
一
(
ひと
)
つ
景物
(
けいぶつ
)
おもしろし
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
したつゞみ(舌鼓)の例文をもっと
(8作品)
見る
舌皷
(逆引き)
驚
(
おどろ
)
いて
來
(
き
)
て
見
(
み
)
ればもうこんな
始末
(
しまつ
)
である。
卯平
(
うへい
)
も
泣
(
な
)
いた。
彼
(
かれ
)
は
煙管
(
きせる
)
を
噛
(
か
)
んでは
只
(
たゞ
)
舌皷
(
したつゞみ
)
を
打
(
う
)
つて
唾
(
つば
)
を
嚥
(
の
)
んだ。
勘次
(
かんじ
)
は
只
(
たゞ
)
泣
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
彼
(
かれ
)
はお
品
(
しな
)
の
發病
(
はつびやう
)
からどれ
程
(
ほど
)
苦心
(
くしん
)
して
其
(
その
)
身
(
み
)
を
勞
(
らう
)
したか
知
(
し
)
れぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
勘次
(
かんじ
)
に
頼
(
たの
)
まれて
南
(
みなみ
)
の
亭主
(
ていしゆ
)
が
話
(
はなし
)
をした
時
(
とき
)
に
卯平
(
うへい
)
はどうしたものかと
案
(
あん
)
じた
程
(
ほど
)
でもなく「
子奴等
(
こめら
)
が
困
(
こま
)
るといへばどうでも
仕
(
し
)
ざらによ、
仕
(
し
)
ねえでどうするもんか」と
煙管
(
きせる
)
を
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つて
其
(
そ
)
の
癖
(
くせ
)
の
舌皷
(
したつゞみ
)
を
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
したつゞみ(舌皷)の例文をもっと
(3作品)
見る
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したうち
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