“景物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいぶつ94.1%
まけ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樣子やうすくと、汽船會社きせんぐわいしや無錢たゞ景物けいぶつは、裏切うらぎられた。うも眞個ほんたうではないらしいのに、がつかりしたが、とき景色けしきわすれない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こんなのを通り抜けて出ることが出来れば、反物たんもの景物けいぶつに出すなどが大いに流行ったもので、怪談師の眼吉などいうのが最も名高かった。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
海底と見せた土間の上でのたうちまわり、自分でもゾッとするような『海盤車娘』の踊りや、見せたくない素肌をさらしたり、ときにはお景物まけ濁酒どぶろくくさい村の若者に身体を触らせたりしていました。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)