江戸か東京かえどかとうきょうか
私が子供の時に見たり聞いたりしたことを雑然とお話しようが、秩序も何もありませんよ。その上子供の時の事ですから、年代などは忘れてしまってる。元治慶応明治の初年から十五、六年までの間です。私が住っていた近くの、浅草から両国馬喰町辺の事ですか—— …
作品に特徴的な語句
はね まじわり なづ つくり ちいさ ぱり とも 万燈まんとう もうけ 可笑おかし 素破すば さわぎ かたわら 散髪ざんぱつ 橋袂はしだもと しま 葉鉄ぶりき 裲襠しかけ 重々おもおも 銀流ぎんなが 銀簪ぎんかん 鮨売すしうり 一廉ひとかど 三盆さんぼん 両腋りょうわき うち 乙姫おとひめ 乱妨らんぼう 云価いいね 何時いつ 俯向うつむ 先鞭せんべん およ たこ はげ ひる かわや 厩橋うまやばし 反物たんもの 可笑おか 名代なだい 向島むこうじま 咽喉のど うな のど 塗箸ぬりばし 売声うりごえ 夜鷹よたか おびただ 大入おおいり 容体ようだい 島台しまだい いく 引抜ひきぬ 引移ひきうつ 張子はりこ 待合まちあい 思付おもいつ しょう うら 戊辰ぼしん つか たわ 文久ぶんきゅう 文墨ぶんぼく 景物けいぶつ 朝詣あさまいり なにがし むね 江鰶こはだ 泥鰌どじょう 流行はや 海女あま さび あふ 滅多めった うるし 為切しき 猥褻わいせつ 猥雑わいざつ 生温なまぬる 生粋きっすい 生馬いきうま 白粉おしろい なが 瞑々めいめい 矢場やば 立籠たてこも 端書はがき のり 紋付もんつき