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乱妨
ふりがな文庫
“乱妨”の読み方と例文
読み方
割合
らんぼう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らんぼう
(逆引き)
陸羽の奥はまだ
蝦夷地
(
えぞち
)
のままといってよい。
乱妨
(
らんぼう
)
、反乱、同族の闘いなど、絶えまもない。——
顕家
(
あきいえ
)
は二年の在任ですっかり戦陣の起居に馴れた。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こういうように巡査が出来る前は世の中は
乱妨
(
らんぼう
)
で
新徴組
(
しんちょうぐみ
)
だとか、
龍虎隊
(
りゅうこたい
)
だとかいうのが乱妨をして、市中を荒らしたので、難儀の趣を訴えて、昼夜の見廻りが出来
江戸か東京か
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
これ見馴れ聞き馴るるのあまり、その威を
涜
(
けが
)
すを畏れてなり。近ごろ水兵などが、畏き
辺
(
あた
)
りの御名を呼ばわりて人の頭を打ち、また売婬屋で
乱妨
(
らんぼう
)
などするを見しことあり。
神社合祀に関する意見
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
乱妨(らんぼう)の例文をもっと
(3作品)
見る
“乱妨”の意味
《名詞》
暴力で荒らし、掠奪すること。
(出典:Wiktionary)
“乱妨(乱妨取り)”の解説
乱妨取り(らんぼうどり)は、戦国時代から安土桃山時代にかけて、戦いの後で兵士が人や物を掠奪した行為。一般には、これを略して乱取り(らんどり・乱取・乱捕)と呼称された。
(出典:Wikipedia)
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
妨
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
“乱”で始まる語句
乱
乱暴
乱波
乱麻
乱杭
乱箭
乱杭歯
乱髪
乱暴者
乱次
“乱妨”のふりがなが多い著者
淡島寒月
南方熊楠
吉川英治