“張子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりこ97.7%
ぱりこ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八十馬は、へなへなと肩も眼じりも下げてしまい、張子はりこの虎のように首を左右へぶるると振って後ろへ引っくりかえってしまった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その度にあるいは右に或は左に、張子はりことらの様に、彼の異常に低い所についている頭をチラチラと見せながら、難儀相なんぎそうに歩いて行くのである。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ソレが一切の同行人を張子ぱりこで見て居るので、なか/\外国人に遇うことがむずかしい。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)