“張子房”の読み方と例文
読み方割合
ちょうしぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カランが、無証事件を変じて有証事件となし、法網をくぐろうとした横着者を法網に引き入れた手際てぎわは、実に法律界の張子房ちょうしぼうともいうべきではないか。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
「拙者自身を高祖に引くは、あたらぬもまた甚だしいもの。しかし貴殿だけは張子房ちょうしぼうでござる」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「拙者ごときの類ではありません。——それを今日の人物と比較することは困難で、古人に求めれば、周の太公望たいこうぼう、漢の張子房ちょうしぼうなどなら、彼と比肩ひけんできるかもしれませぬ」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)