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繻子張
ふりがな文庫
“繻子張”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しゅすばり
50.0%
しゆすばり
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅすばり
(逆引き)
「そうさ。たった二つだ。そら、こことここに」と圭さんは
繻子張
(
しゅすばり
)
の
蝙蝠傘
(
こうもり
)
の先で、かぶさる
薄
(
すすき
)
の下に、
幽
(
かす
)
かに残る馬の足跡を見せる。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と取ったが、
繻子張
(
しゅすばり
)
のふくれたの。ぐいと
胴中
(
どうなか
)
を一つ結えて、白の
鞐
(
こはぜ
)
で留めたのは、古寺で貸す時雨の傘より、当時はこれが化けそうである。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
繻子張(しゅすばり)の例文をもっと
(3作品)
見る
しゆすばり
(逆引き)
そして日本で買つた
繻子張
(
しゆすばり
)
の
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
をつきながら、例のだくだくのフロツクコートで大股に町を歩いてゐた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
私
(
わたし
)
たちは、
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
を、
階段
(
かいだん
)
に
預
(
あづ
)
けて、——
如何
(
いか
)
に
梅雨時
(
つゆどぎ
)
とはいへ……
本來
(
ほんらい
)
は
小舟
(
こぶね
)
でぬれても、
雨
(
あめ
)
のなゝめな
繪
(
ゑ
)
に
成
(
な
)
るべき
土地柄
(
とちがら
)
に
對
(
たい
)
して、かう
番
(
ばん
)
ごと、
繻子張
(
しゆすばり
)
を
持出
(
もちだ
)
したのでは
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
繻子張(しゆすばり)の例文をもっと
(3作品)
見る
繻
漢検1級
部首:⽷
20画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
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繻子
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