“漆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うるし97.0%
しっ1.0%
ウルシ1.0%
うるま0.5%
しち0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鬘(かつら)ならではと見(み)ゆるまでに結做(ゆひな)したる圓髷(まるまげ)の漆(うるし)の如(ごと)きに、珊瑚(さんご)の六分玉(ろくぶだま)の後插(あとざし)を點(てん)じたれば、更(さら)に白襟(しろえり)の冷豔(れいえん)、物(もの)の類(たと)ふべき無(な)く——
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
南谷は今以て人形町に店があるがきんちゃくが漆(しっ)くいで入口に出来ていたので俗にきんちゃくの勧工場ともいっていた。
新古細句銀座通 (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
盗、畏震(イシン)シテ、速ヤカニ坑(アナ)ヲ出デ、相顧ミテ、モノヲ云ワントスレバ、唇(クチ)ハ皆、漆(ウルシ)ニ閉ジラレテ開カズ、手ノ玉帯ヲ見レバ、各〻、怖ロシゲナル巨蛇(キョダ)ヲ掴(ツカ)ミテアリシト。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法然上人は美作(みまさか)の国、久米(くめ)の南条稲岡庄(なんじょういなおかのしょう)の人である。父は久米の押領使(おうりょうし)、漆(うるま)の時国(ときくに)、母は秦氏(はたし)である。子の無いことを歎いて夫婦が心を一つにして仏神に祈りをした。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)