“秦氏”の読み方と例文
読み方割合
はたし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法然上人は美作みまさかの国、久米くめ南条稲岡庄なんじょういなおかのしょうの人である。父は久米の押領使おうりょうしうるま時国ときくに、母は秦氏はたしである。子の無いことを歎いて夫婦が心を一つにして仏神に祈りをした。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これは高麗こまの帰化人であるところの、背奈氏せなしと合してその土地に住み、他の一派は京都洛外の、太秦うずまさ辺に住居して秦氏はたしの一族と合体したりしたが、宗家は代々摂津せっつ和泉いずみ河内かわち、この三国に潜在して
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)