“時国”の読み方と例文
読み方割合
ときくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法然上人は美作みまさかの国、久米くめ南条稲岡庄なんじょういなおかのしょうの人である。父は久米の押領使おうりょうしうるま時国ときくに、母は秦氏はたしである。子の無いことを歎いて夫婦が心を一つにして仏神に祈りをした。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その会社には、共産党の市川正一君、文芸戦線の青野季吉すえきち君、大竹博吉君のロシア問題研究所の仕事をしている時国ときくに理一君、外務省の板倉君、日日新聞の永戸ながと君なども一しょにはたらいていたのだ。
夏の夜の冒険 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)