“漆間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うるま50.0%
うるしま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翁も勝四郎と見るより、一三九吾主わぬし何とて遅く帰り給ふといふを見れば、此の里に久しき漆間うるまの翁といふ人なり。
(蛙は池にとび込みて、蓮の葉のかげにかくれる。漆間うるまの翁の娘、きぬを洗わんとていず。)
蟹満寺縁起 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
漆間うるしま四郎綱高つなたかは、こんど十七歳での出陣だった。初陣ではなく、何度かの合戦で、いつも敵の強豪を打ち、足利勢のうちでも
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足利方の大将山名時氏やまなときうじの家来で、漆間うるしまぞう六という者だった。蔵六の顎にも霜が生えていた。五十がらみの武者である。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)