“漆黒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しっこく83.3%
しつこく7.4%
まつくろ3.7%
うるし1.9%
くろ1.9%
くろう1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“漆黒”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語3.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
自分は彼の前を横切るたびに、その漆黒しっこくの髪とその間から見える関節の細い、華奢きゃしゃな指に眼をかれた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その、来いッ! が終った秒間びょうかん、フッ! 喬之助の吹く息とともに、落ちた——漆黒しっこく闇黒やみが室内に。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
苦惱、恥辱、忿怒——焦躁、憎惡、嫌忌——それらが瞬間、彼の漆黒しつこくの眉の下に大きく見開かれた瞳の中でぞつとするほどひしめき合つた。
黙誦もくじゆしつゝありし洋書を握り固めて、突ツ立てるまゝ鋭き眼に見廻はし居たり、漆黒しつこくなる五分刈の頭髪燈火に映じて針かとも見ゆ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
古い、暗い、大きい家、障子もからかみも破れ放題、壁の落ちた所には、漆黒まつくろに煤けた新聞紙を貼つてあつた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
昌作の方は、背の高い割に肉がげて、漆黒まつくろな髪をわざとモヂヤ/\長くしてるのと、度のひくい鉄縁の眼鏡を掛けてるのとで二十四五にも見える。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
よく物を言ふ眼が間断ひまなく働いて、ほどけばに余る程の髪は漆黒くろい。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
十三年 漆黒くろうい髪を真白にし
私の母 (新字新仮名) / 今野大力(著)