“くろう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苦労85.7%
苦勞8.2%
辛苦4.1%
漆黒2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相当そうとう修行しゅぎょうんだら、一しょむとか、まないとかもうすことは、さして苦労くろうにならないようになってしまうのではないでしょうか。
おそらくくちから出任でまかせに、たいして苦勞くろうなしにつくつたとおもはれますが、それがみな下品げひんでなく、あっさりとほがらかにあかるい氣持きもちでげられてゐます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
返事はなくて吐息折々に太く身動きもせず仰向あほのきふしたる心根のつらさ、その身になつてもお力が事の忘れられぬか、十年つれそふて子供までもうけし我れに心かぎりの辛苦くろうをさせて
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
十三年 漆黒くろうい髪を真白にし
私の母 (新字新仮名) / 今野大力(著)