“膳部”の読み方と例文
読み方割合
ぜんぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多くの膳部ぜんぶがあり、多くの従僕があり、美食を取り、金曜日には田鶴ばんを食し、前後に従者を従えて盛装の馬車を駆り、大邸宅を持ち
夕餉ゆうげ膳部ぜんぶもしりぞけて、庭のおもて漆黒しっこくの闇が満ちわたるまで、お蓮様はしょんぼり、縁の柱によりかかって考えこんでいたが——。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「酒を飲むと酔っていけない、詰らないもんだ」「へえごもっとも、ではこのまま」権八はごくっとのどを鳴らして膳部ぜんぶを下げていった。
風流化物屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)