“漆食”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しっくい66.7%
しつくひ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三年ごろ浅草厩橋うまやばしの近所、蔵前へできたハダカ女の大人形、高さ三丈余り、人家の屋根越しに乳から上がヌッと出て肌色の漆食しっくい塗り、あまりいい恰好ではなかったが思い切った珍趣向と
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
丸木は生皮を剥いで水に漬け、貝殻を焼いて漆食しっくいをこしらえた。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「此通り、かしの板戸は海老錠で締つてをりました。その外には漆食しつくひの大戸がありますが、曲者の入つた樣子も出た樣子もありません」