“朝詣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさまいり50.0%
あさまい33.3%
あさもうで16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの人たちは朝は遅いかのように聞きましたのに、きっと牛の御前に朝詣あさまいりをするのでしょう。私を見かけると、大きな手を広げて通せん坊をします。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
浅草の観世音、その境内の早朝あさまだき、茶店の表戸はざされていたが、人の歩く足音はした。朝詣あさまいりをする信者でもあろう。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この僧が碧牡丹へきぼたんの扉の蔭へかくれた時、朝詣あさもうでの娘は、我がために燈明の新しい光を見守った。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)