“早朝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさまだき41.2%
さうてう35.3%
まだき11.8%
あさ5.9%
はやい5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早朝(あさまだき)日の出の色の、どんよりとしていたのが、そのまま冴えもせず、曇りもせず。鶏卵(たまご)色に濁りを帯びて、果し無き蒼空(あおぞら)にただ一つ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ロレ 冥加(みゃうが)あらせたまへ! 誰(た)れぢゃ、此(この)早朝(さうてう)に、なつかしい其(その)聲音(こわね)は? ほう、若(わか)い癖(くせ)に早起(はやおき)は、心(こゝろ)に煩悶(わづらひ)のある證據(しょうこ)ぢゃ。
いかにと申(まを)せば彼等(かれら)早朝(まだき)に時(とき)を定(さだ)めて、ちよ/\と囀出(さへづりい)だすを機(しほ)に御寢室(ごしんしつ)を出(いで)させ給(たま)はむには自然(しぜん)御眠氣(おねむけ)もあらせられず、御心地(おんこゝち)宜(よろ)しかるべし
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
それこそぽくりと、早朝(あさ)顔を洗いながら、臥床(ふしど)から離れる娘へ
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「お誂(あつら)えは何を通しましょうね。早朝(はやい)んですから、何も出来ゃアしませんよ。桶豆腐(おけどうふ)にでもしましょうかね。それに油卵(あぶたま)でも」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)