“大入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおいり63.2%
おほいり15.8%
おおい10.5%
オホニユ5.3%
ダイニウ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方では真実の役者がそれぞれ立派に三座にっていたが、西両国という眼抜きの地に村右衛門が立籠たてこもったので素破すばらしい大入おおいりです。
江戸か東京か (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
大入おほいり評判ひやうばんだ四はんだ五ばん傑作けつさくぢや大作たいさくぢや豊年ほうねんぢや万作まんさくぢやと口上こうじやう咽喉のどらし木戸銭きどせん半減はんまけにしてせる縁日えんにち見世物みせもの同様どうやう
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
それからは文福ぶんぶくちゃがまの評判ひょうばんは、方々ほうぼうにひろがって、近所きんじょの人はいうまでもなく、遠国えんごくからもわざわざわらじがけでる人で毎日まいにち毎晩まいばんたいへんな大入おおいりでしたから
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
此設楽の一番奥、御園ミソノ園部ソノベと言ふところに大入オホニユ川といふ川があり、其川上の山の上に大入といふ、たつた家が二軒しかない寒村があります。
在国寺といふ姓、大入ダイニウといふ地名、そして村の共同風呂もおもしろい。
行乞記:03 (二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)