“おおいり”の漢字の書き方と例文
語句割合
大入100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俳優やくしゃが国王よりも権力があって、芝居が初まると国民が一人残らず見物しなけやならん憲法があるのだから、それはそれは非常な大入おおいりだよ、そんな大仕掛おおじかけな芝居だから
火星の芝居 (新字新仮名) / 石川啄木(著)
「役者があなた、この大入おおいりに、花道で、名前の広告をするんだもの。大したものでなくってさ。」
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
守田座移転は明治四年だというが、新富町新富座という、堂々たるものになったのは、九年霜月末しもつきすえに焼けてから再築し、十一年春に、西南戦争を上演して大入おおいりをとってからだ。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)