“園部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのべ75.0%
ソノベ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高島十太夫が新九郎に語り出した稀代の人物というのは、この山村の渓流を下ること九里ばかりの園部そのべの町に、すばらしい道場を張っている大円房覚明だいえんぼうかくめいという者のことであった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
京橋に南方相手の大きな貿易商、園部そのべ洋行を経営していた園部家の本宅で、英夫の家とも親しくしていたが、あきないに失敗してから、主人公も亡くなり、今は東北の田舎に住んでいるはずだった。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
此設楽の一番奥、御園ミソノ園部ソノベと言ふところに大入オホニユ川といふ川があり、其川上の山の上に大入といふ、たつた家が二軒しかない寒村があります。