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遠国
ふりがな文庫
“遠国”のいろいろな読み方と例文
旧字:
遠國
読み方
割合
えんごく
57.1%
おんごく
23.8%
ヲンゴク
9.5%
とおく
4.8%
ゑんごく
4.8%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えんごく
(逆引き)
もし
駕籠
(
かご
)
かきの悪者に出逢ったら、
庚申塚
(
こうしんづか
)
の
藪
(
やぶ
)
かげに思うさま弄ばれた揚句、
生命
(
いのち
)
あらばまた
遠国
(
えんごく
)
へ売り飛ばされるにきまっている。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
遠国(えんごく)の例文をもっと
(12作品)
見る
おんごく
(逆引き)
何でも、中村菊之丞一座というのは、
上方
(
かみがた
)
で、
遠国
(
おんごく
)
すじの田舎まわりをしていた
緞帳
(
どんちょう
)
だったのが、腕一本で大坂を八丁荒しした奴等だということだ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
遠国(おんごく)の例文をもっと
(5作品)
見る
ヲンゴク
(逆引き)
盲僧の軍記語りの筋は、山にも里にも縁のなくなつたずつとの昔の、とつとの
遠国
(
ヲンゴク
)
の事実と聞きとる習慣があつたのなら、かうした事は日本国中の山家と言ふ山家に起る筈がなかつたのである。
山のことぶれ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
遠国(ヲンゴク)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
とおく
(逆引き)
どこか
遠国
(
とおく
)
へ
移転
(
ひっこ
)
すふりや。知らぬ処の病院さして。入れに行く振り人には見せて。又と帰らぬ野山の涯へ。泣きの涙で患者を棄てます。なれどコイツは
捨児
(
すてご
)
と違うて。拾い育てる仏は居ませぬ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
遠国(とおく)の例文をもっと
(1作品)
見る
ゑんごく
(逆引き)
彼等は
坡港
(
はかう
)
を「
都
(
みやこ
)
」と称し、
其他
(
そのた
)
を「
田舎
(
ゐなか
)
」と称して
恰
(
あたか
)
も東京から千葉や埼玉へ出掛ける位の心持で
便船
(
びんせん
)
毎
(
ごと
)
に
其
(
それ
)
等の
遠国
(
ゑんごく
)
へ往復する。昔の倭寇の意気は彼等に
由
(
よ
)
つて継承されて居ると云つて好からう。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
遠国(ゑんごく)の例文をもっと
(1作品)
見る
“遠国”の意味
《名詞》
遠 国(えんごく、おんごく)
都から遠く離れた国又は地域。
(歴史)日本の令制国における都からの距離に応じた区分。
(出典:Wiktionary)
“遠国”の解説
遠国(おんごく、えんごく)とは、律令国の等級区分の一つである。
古代日本の律令制の下において、地方行政区画の一環として、畿内からの距離によって国を分けた。その結果、「遠い位置にある国」が遠国とされた。「近国」「中国」「遠国」の3分類の中で最も数が多い。
(出典:Wikipedia)
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“遠国”で始まる語句
遠国鉄炮改
検索の候補
遠国鉄炮改
遠江国
国遠
陸中国遠野郷
遠江国風土記伝
遠江国榛原郡小山
“遠国”のふりがなが多い著者
三上於菟吉
与謝野寛
三遊亭円朝
佐々木邦
福沢諭吉
永井荷風
岡本綺堂
森鴎外
楠山正雄
夏目漱石