“販”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひさ75.0%
16.7%
ひさぎ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして無検束にその酒をひさがんとする女性が、わざと別種の歌をとなえて、古風な酒盛りから男たちを離反せしめたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
かれがたのもしきをよろこびて、のこる田をもりつくしてかねへ、一一絹素きぬあまた買積かひつみて、京にゆく日を一二もよほしける。
“並木町——いにしへ、松、桜、榎等の列樹、路をはさんでありしを以て名くと云ふ。慶安頃まで、樹間に草舎くさやありて、草履草鞋わらぢなどひさぎしのみなりしが、後漸く人家稠密に及び、遂に今の街衢をなす。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)