“獰悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:獰惡
読み方割合
どうあく88.5%
ねいあく7.7%
はらぐろ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、遉に獰悪どうあくらしいこの男も、裁判長の厳かな死刑の云い渡しを受けると、顔の色をサッとえて、頭を低くうなだれました。
ある抗議書 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼の叫びと呪いの声は絶えず聞こえたれど、その声は人ともけものとも分かぬ一種の兇暴獰悪ねいあくの唸り声に圧せられんとしつつあるなり。
原来其方そなたが親の仇敵かたき、ただに彼の金眸のみならず。かれが配下に聴水ちょうすいとて、いと獰悪はらぐろき狐あり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)