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『ある抗議書』
ふりがな文庫
『
ある抗議書
(
あるこうぎしょ
)
』
司法大臣閣下。 少しの御面識もない無名の私から、突然かかる書状を、差上げる無礼をお許し下さい。私は大正三年五月二十一日千葉県千葉町の郊外で、兇悪無残な強盗の為に惨殺されました角野一郎夫妻の肉親のものでございます。即ち一郎妻とし子の実弟であり …
著者
菊池寛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」中央公論社、1919(大正8)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約58分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
被
(
かぶっ
)
遊戯
(
ごっこ
)
苛
(
さい
)
閉
(
ふさ
)
宛
(
あたか
)
刮
(
みひら
)
坐
(
そぞ
)
更
(
か
)
長
(
おさ
)
嚢
(
さき
)
私
(
ひそ
)
懐
(
いだ
)
思
(
おもい
)
縦令
(
たとえ
)
易
(
か
)
拘
(
かか
)
持
(
もち
)
苛
(
さいな
)
忿
(
いかり
)
墜
(
おと
)
適
(
ふさ
)
精
(
くわ
)
腸
(
はらわた
)
穢悪
(
あいあく
)
自若
(
じじゃく
)
艱苦
(
かんく
)
瞥見
(
べっけん
)
瘠
(
や
)
痼疾
(
こしつ
)
蹂
(
ふ
)
蘇
(
よみがえ
)
表題
(
みだし
)
諸共
(
もろとも
)
滾
(
こぼ
)
蹂躙
(
じゅうりん
)
躪
(
にじ
)
辱
(
はずか
)
逞
(
たくま
)
遉
(
さすが
)
遣口
(
やりくち
)
頸
(
くび
)
顫
(
ふる
)
掴
(
つか
)
他人
(
ひと
)
俥屋
(
くるまや
)
其処
(
そこ
)
呑気
(
のんき
)
咽
(
むせ
)
嗟嘆
(
さたん
)
基督
(
キリスト
)
怏々
(
おうおう
)
急
(
せ
)
悉
(
ことごと
)
愈々
(
いよいよ
)
憐憫
(
れんびん
)
懺悔
(
ざんげ
)
戦
(
おのの
)
田圃
(
たんぼ
)
擾
(
みだ
)
数多
(
あまた
)
敵
(
かたき
)
欣
(
よろこ
)
死状
(
しにざま
)
況
(
いわ
)
法被
(
はっぴ
)
上梓
(
じょうし
)
潸々
(
さんさん
)
激動
(
ショック
)
然
(
しか
)
燈明
(
とうみょう
)
獰悪
(
どうあく
)