“上梓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうし81.8%
じやうし18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近日帰国の上ライプチヒで上梓じょうしする運びとなっているから、今さら訂正等のことはいい出してくれないようにとの申し込みに接した。
いっそ上梓じょうししようか。どうしたなら親元からたくさんの金を送ってもらえるか、これを一冊の書物にして出版しようと考えたのである。
ロマネスク (新字新仮名) / 太宰治(著)
芭蕉は俳書を上梓じやうしする上にも、いろいろ註文を持つてゐたらしい。たとへば本文の書きざまにはかう云ふ言葉を洩らしてゐる。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
百樹曰、余牧之老人が此書の稿本かうほんつき増修ぞうしうせつそへ上梓じやうしため傭書ようしよさづくる一本を作るをりしも、老人がよせたる書中に